我々のような中小零細企業は常に「集客」を意識しなければなりません。
売上・利益が上がらない会社の多くは、絶対的に顧客数が足りないからです。
上場しているような大企業はコストを削減すれば業績が大きく改善することもありますが、我々がそれをしてもたかがしれています。
それよりは顧客数を増やして売上を上げるべきだと思います。
そのためにカタログやパンフレットを作って営業活動をしている方が多いですよね。
でも名前も聞いたことのないような会社の説明はなかなか聞いてもらいません。
実際に私がそうでした。
以前私は大手の自動車メーカーの販売会社に勤めていました。
名前を聞けば誰でも知っているメーカーです。
その時はメーカーの看板があったので、新人の私の話しでも聞いてもらえました。
しかし、弊社はまさに「名前の聞いたことのない印刷屋」です。
まともに話しなど聞いてもらえません。
そこで考えました。
どうすれば話しを聞いてもらうことができ、アピールすることが出来るのか。
そして、ふと思いつきました。
大企業でも中小零細企業でもどんな人でも、唯一平等な場面があることに。
それは
名刺交換です。
ビジネスにおいて、初めて合う人とはまず名刺交換をします。
この時、相手は必ず名刺を見てくれます。
この一瞬がとても大切です。
この一瞬でいかに相手に興味を持たせるか。
それによってその後の話しの進め方が大きく変わります。
例えば。
私の名刺には大きく「訪問専門の印刷屋」と書いてあります。
すると渡された相手は「どういうこと?」と疑問を持ちます。
そして聞いてきます。
「これは、どういう意味ですか?」
そこから先は営業トークです。
相手は興味を持って質問をしているので真剣に聞いてくれます。
どうですか?
今までどんなに説明しても聞いてもらえなかった営業トークが、相手から「聞かせてください」と言われるのです。
しかも名刺交換をしただけで。
ほとんどの人の名刺は名前、連絡先、ロゴのみではないでしょうか?
よくて事業内容が記載されている程度。
これでは本当にもったいないです。
名刺交換でいかに相手に興味を持たせるか。違和感を持たせるか。
キャッチコピーを大きくいれる。
紙をおもいっきり厚くする。
勝負は一瞬です。
確かに見た目は悪くなるかもしれません。
でも我々のような中小零細企業が大企業と同じでは絶対に勝てません。
見た目にこだわって他と同じように埋もれてしまう名刺と
明らかに異彩を放ち、しかもその後の営業トークへとつながる名刺
あなたはどちらを選びますか?