続けなければ結果を出す権利すら無い

今日もゴルフネタを。

昨日は「日本プロ選手権」という、年間で4試合しか無い大きな大会がありました。
そこで優勝したのが、河井博大という選手です。

おそらく殆どの方がご存じないと思います。
私も昨日まで知りませんでした。

この選手はプロテストに合格して以来16年間優勝したことがありませんでした。
ずっとシード権(試合に出場できる権利)の獲得と喪失を繰り返してきたそうです。

そんな河井選手の優勝インタビューを聞いていて一番印象に残った言葉が
「やめないで、よかった」
という言葉です。

とても短い言葉ですが、16年間の全てが詰まった
とても重い言葉だと思いました。

勝てなかった時は何度もゴルフをやめようと思ったそうですが
そのたびに先輩プロから励まされて続けてきたそうです。
そんな、他人には想像もつかない辛い時期を乗り越えられたからこそ
昨日の優勝に辿りつけたのでしょう。

河井選手はただゴルフを続けてきていたのではないでしょう。
自分に出来る最大の努力をし続けてきたのです。

その先に素晴らしいゴールがあるかどうかもわからないのに。
その努力が本当に正解なのかもわからないのに。

これって簡単に出来ることではないです。
完全に自分自身を信じれる人にしか出来ないことです。
そんな強い精神力を持った人が、はたしてどのくらいいるのでしょう?

努力は報われる、といいますが
そんなことはありません。努力なんてみんなしています。

プロゴルファーになって一度でも優勝できる人はほんの僅かです。
ではその他の人は努力をしていないのでしょうか?
そんなことはないですよね。みんな精一杯の努力はしているはずです。

その中で優勝できる人とできない人の差はなんだろう?と考えてみると
それは、
努力の質続ける勇気ではないでしょうか。

やみくもに練習しても効率は悪いですよね。
練習内容を考えて取り組むことはとても重要だと思います。

そして、続ける勇気。
普通、16年間も結果が出ないのに続けられますか?
多くの人はその前に脱落してしまうでしょう。
でも続けない限りは、優勝する権利すら無いのです。

河井選手のインタビューを聞いて感動するのと同時に
やはり結果を出す人は他人とは違う何かを持っているのだと思いました。

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