名刺もデザイナーにお願いしよう

さて、名刺に記載したい内容が決まったら、次はレイアウトを考えます。

一番大きく目立たせたいものはどれか?

キャッチコピーがあれば大きく入れるといいと思います。
あとは、電話での問い合わせが欲しい場合は電話番号を大きくするといいですし
まずはホームページを見て欲しければ、検索してもらうキーワードを大きくしましょう。

その際、URLのみを記載するのは出来れば避けたいです。
URLの入力は結構手間だし、入力ミスも多いので
社名等を検索して一番上に出てくるのであれば、そのキーワードを記載しましょう。

文字の量はどのくらい?

名刺のサイズは91×55mmと、とても小さいです。
なので、カタログのように何でもかんでも記載しようとすると、あっという間にスペースが埋まってしまいます。
つかみになるような内容のみを選んで記載しましょう。

詳細は質問してもらった内容に答える、といった形で十分補えるので大丈夫です。

デザインの雰囲気・色は?

会社のイメージや渡す相手に合わせた雰囲気のデザインにするとより効果的です。
堅い業界の場合はあまりはじけたデザインは難しいでしょうし(あえてカラフルなデザインにするのもアリですが)、個人でお仕事をされている場合は信頼感が持てるようなデザインがいいでしょう。

渡す相手が女性の場合はやわらかい雰囲気にしたり、お年寄りが多い場合は文字を大きくしたり。

以上のことを考えてレイアウトを作成するのですが、いざやってみると、なかなかまとまりませんよね?
頭の中ではイメージできているのに、それを形に出来ない。
私もできません。。

そんな時にお願いするのがデザイナーさんです。
記載する内容と強調したい部分、雰囲気を伝えるだけで、見事にきれいなデザインが仕上ります。
デザイナーさんは普通の人とは、頭の中が根本的に違う(と私は思っています)ので。

ちなみに私の名刺の場合、このようになります。

before
電話1本で名刺ができる訪問専門の印刷屋

after
電話1本で名刺ができる訪問専門の印刷屋

記載している内容はほぼ同じですが、パッと見の印象がだいぶ変わりました。

レイアウトで悩んだら、デザイナーさんにお願いするのも一つの方法です。

弊社で名刺のデザインをされる場合は
3150円/片面になります。

 
【大田区 印刷屋】 二代目(仮)若社長の奮闘記

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http://gtword.com/index.html

どんな用紙にしようか悩む前に・・・

名刺用紙の厚さや紙質の希望をお持ちのは意外と多いようです。

弊社では常に
ホワイト・クリームの2色
厚め・薄め

合計4種類の用紙を常にご用意していますが、ご希望があれば基本的にはどのような用紙でも対応いたします。

用紙を指定するお客様は
「他と違う名刺にして、目立ちたい」
という考えを持っていますので、とても素晴らしいと思います。

が、同時に「惜しい!」と思ってしまいます。

なぜなら、名刺を目立たせるというのは大切ですが、あくまで内容で目立つことが重要です。
紙だけやたら分厚いのに書いてある内容が普通だと、結局「どんな人だっけ?」となってしまうことが多々あります。
用紙が変わっているよりも、書いてある内容が面白い方が印象的ですよね?

基本は 内容>用紙 です。

実際に作成した名刺で、用紙を指定するお客様は3~4割いらっしゃいましたが、内容が変わっているお客様は2~3人です。
ホントに少ないです。

用紙を変えるだけなら簡単ですが、内容を考えるとなるとかなり頭を使う必要があります。
結構大変だし、時間もかかります。
でも名刺で差別化するなら、もう少しだけ記載する内容について考えてみてください。
その方が100倍効果的です。

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キャッチコピーとは、名刺の為にあらず

しばらくご無沙汰してしまいました。
いつの間にか桜も咲いてしまっていますねー。

さて、前回 名刺にキャッチコピーをのせようと言ってその方法を書きましたが、このキャッチコピー考えるという作業、実はとっても重要です。

キャッチコピーとは要するに、自社の特徴を一言であらわしたものです。

それを作るには、競合他社にはない強み・差別化を徹底的に考えなければ作れません。
普段何気なく考えていることもきちんと文章にする。
お客様の視点で見つめ直す。

そうして何回も何回もつくり直して段々といいキャッチコピーができていきます。

しかし、実は出来上がったキャッチコピーはそこまで重要ではありません。
一番重要なのは、その過程です。

キャッチコピーを考えているときは、常に頭を働かせていると思います。
仕事中はもちろん、運転をしている時、食事をしている時。
私なんか夢にまで出てきました。
そうするうちに考えがまとまっていきます。

最初は名刺に載せるためにキャッチコピーを考えているはずでした。
しかしここまでくると、仕事内容を見つめ直していることに気付くはずです。
根本的な企業戦略それを実現するためのターゲット選びそして具体的なアプローチ方法

キャッチコピーを作る目的は名刺にのせて相手に質問をしてもらうことです。
しかし裏の目的は、
企業戦略を見つめ直して再確認し、実行することです。

目指す目標が明確になるので
日々の業務への取り組みが変わります。
お客様への対応が変わります。

「キャッチコピーとは、名刺の為にあらず」

ぜひ試してみてください。

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質問させる名刺を作るには?

さて、前回は名刺の目的はメッセージを発信して相手に質問をさせる事だと書きました。
それでは具体的にどうすればよいか。

その方法は、「キャッチコピーをのせる」です。
ただ、一言でキャッチコピーと言ってもピンと来ないかもしれません。
もう少し詳しく言いますと、自社の得意技・他社との差別化を一言で表現するということです。

我々のような中小零細企業は常に他社と比較・検討され続けています。
その中でお客様に選んでもらうにはどうすればよいか?を考えなければなりません。
しかし、お客様から見ればどの会社も同じように見えてしまうので、どのように選んで良いのか、という基準がありません。
そこで、私の会社はこれが得意なので自信を持っておすすめします。ここが他社とは圧倒的にに違います。ということをアピールして、選んでもらうことが必要です。

今まで何年も続けてきた仕事なら、ウチはこれが得意だ!という部分があるはずです。
新しく事業を始めたばかりなら、絶対に他社には負けない!という情熱があるはずです。
その想いをキャッチコピーとして名刺に載せましょう。

ただし。
今回は名刺のお話しなので、もう1つポイントがあります。
名刺の目的は「メッセージを発信して相手に質問をさせる」ですよね?
だとすると、このままではメッセージを発信して終わってしまいます。
最終目的は質問させることなので、あと一工夫しましょう。

・弊社の例

強み・差別化:見積りから納品まで担当営業が訪問する

キャッチコピー:訪問専門の印刷屋

質問させるには:電話1本で名刺ができる!?

ポイントは相手に「!?」と思わせることです。
ビックリさせる。違和感を演出する。興味を持たせる。
何でもかまいません。
思わず質問してしまうフレーズを考えてみましょう。

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誰も知らない名刺交換の目的

この前の記事で書いた、異彩を放つ名刺とはどんなものか。

簡単に言うと、その他の名刺と違って、一度見たら忘れられない、思わず質問してしまう名刺です。

こう書くと、
「それじゃあ変わった形のデザインにしよう」
と考え、丸い形にしてみたり、ギザギザにしてみたりする人もいるかも知れません。
確かにもらった相手は忘れられないでしょう。思わず質問してしまうでしょう。

「へー、面白い形をした名刺ですね。」
「そうなんですよ。インパクトのある名刺を作ってみました。」
「確かにすごいインパクトですね。」

・・・どうですか?
せっかく相手から質問をしてくれているのに、話題の中心は名刺です。これではもらった相手から見たあなたは「変わった名刺の人」です。

もしこれが名刺屋さんなら正解です。商品である名刺に興味を持ってくれているのですから。
しかしそれ以外の人は中身、つまりメッセージに興味を持ってもらわなくてはなりません。
大切なのは見た目ではなく内容です。
あくまで仕事内容に関する質問をしてもらう必要があります。

ここで、はっきりさせてみましょう。

名刺交換の目的
その後の話題の中心を自分の仕事内容にするためのキッカケ作り

名刺の目的
メッセージを発信して相手に質問をさせる

この2点を忘れてはいけません。

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名刺交換の一瞬で大企業に勝つ!

我々のような中小零細企業は常に「集客」を意識しなければなりません。
売上・利益が上がらない会社の多くは、絶対的に顧客数が足りないからです。
上場しているような大企業はコストを削減すれば業績が大きく改善することもありますが、我々がそれをしてもたかがしれています。
それよりは顧客数を増やして売上を上げるべきだと思います。

そのためにカタログやパンフレットを作って営業活動をしている方が多いですよね。
でも名前も聞いたことのないような会社の説明はなかなか聞いてもらいません。
実際に私がそうでした。

以前私は大手の自動車メーカーの販売会社に勤めていました。
名前を聞けば誰でも知っているメーカーです。
その時はメーカーの看板があったので、新人の私の話しでも聞いてもらえました。
しかし、弊社はまさに「名前の聞いたことのない印刷屋」です。
まともに話しなど聞いてもらえません。

そこで考えました。
どうすれば話しを聞いてもらうことができ、アピールすることが出来るのか。

そして、ふと思いつきました。
大企業でも中小零細企業でもどんな人でも、唯一平等な場面があることに。

それは

名刺交換です。

ビジネスにおいて、初めて合う人とはまず名刺交換をします。
この時、相手は必ず名刺を見てくれます。
この一瞬がとても大切です。

この一瞬でいかに相手に興味を持たせるか。
それによってその後の話しの進め方が大きく変わります。

例えば。

私の名刺には大きく「訪問専門の印刷屋」と書いてあります。
すると渡された相手は「どういうこと?」と疑問を持ちます。
そして聞いてきます。

「これは、どういう意味ですか?」

そこから先は営業トークです。
相手は興味を持って質問をしているので真剣に聞いてくれます。

どうですか?
今までどんなに説明しても聞いてもらえなかった営業トークが、相手から「聞かせてください」と言われるのです。
しかも名刺交換をしただけで。

ほとんどの人の名刺は名前、連絡先、ロゴのみではないでしょうか?
よくて事業内容が記載されている程度。
これでは本当にもったいないです。

名刺交換でいかに相手に興味を持たせるか。違和感を持たせるか。
キャッチコピーを大きくいれる。
紙をおもいっきり厚くする。
勝負は一瞬です。

確かに見た目は悪くなるかもしれません。
でも我々のような中小零細企業が大企業と同じでは絶対に勝てません。
見た目にこだわって他と同じように埋もれてしまう名刺
明らかに異彩を放ち、しかもその後の営業トークへとつながる名刺

あなたはどちらを選びますか?